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夜明け前
寒く暗い中お山を下る
行き先は京都
「厄年なので厄よけのお守り買いたいです」
「じゃ~上賀茂さんやな」
って事で目指せ上賀茂神社
とあるメモ書きを地図に挟んで・・
奈良と京都は隣同士~とはいえ
車で動くとなると渋滞を覚悟しないと行けない場所
動く距離はたいしたことないのに
思うように走れない
なので、目的地へは朝早くに行っておくのが望ましい
とはいえ
京都の朝は冷え込んでます
朝に到着した上賀茂神社は・・・
霜で覆われておりました
鳥居をくぐる
朝早くですが
結婚式の関係者の方々で
とっても人が多い
そっか~
結婚式でも人気の場所だものね
本殿入り口
檜皮葺には
白く霜が降り
手水の柄杓には
氷が・・・
寒
無事に厄よけ購入し
ここにはお馬さんの木彫りおみくじがあり。。。心揺れながらおみくじ購入
ふっ・・・こんな事に弱いよなあ。。
そうそう
この日は境内でクラフト市なるものが催されてまして
早くから長蛇の列を作るお店もありました
その中に
山野草のコケ玉を売るおばちゃんがおりまして
めっちゃ引かれて購入
「皆さん咲いた姿を見せに来られるんですよ」っとのこと
私は分解して個々に育てようともくろんでおりましたが
そんな方もおられるようで、「イワウチワ」って名前を知ってた私に
「どの山に住んでるの?」って聞かれました
山に住んでますが、そこまでお山には住んでないです。
一応住宅地です。はい。
ま、それはさておき、クラフト市の内容にあんまり興味のない相方が退屈するので移動となりました。私はこんな雰囲気大好きなのでもう1時間くらいなら余裕で居てるな。。。ま、荷物も増えるだろけど。。
で、お次は~~相方希望で移動ですです。
今回特別に見ることが出来るという
皇后宮常御殿
今までの建物とは少し離れておりますが
森の中にひっそりたたずむ感じです
御殿につながる通路には萩が植えられており
花の時期には見事でしょうねえ~
手前
黄色く色づいているのは
全て萩の木
松はとっても高く
その向こうに屋根が見えてきます
今までとは違いこぢんまりとまとまった感じがしましたが
見えますかね
金物は朱色に統一されています
ここは
飛香舎の襖絵
こちらも青が綺麗
建物手前は
南天の木が生け垣のように植えられてます
ぼっさぼさではなく
細く、背はそれほど高くなく
葉が赤く染まって綺麗でした
家の南天とは大違い~~~
これは
一つ上の写真の
内側から
松の向こう側の景色です
別の角度から
3段に段差がついているのが解りますでしょうか
この建物まわりには
背の高い松がたくさん植えられていました
お庭だけでなく
建物のまわりの木々も場所毎に違うのです
その3で出てきた見返りの写真を思い出してみてください
松は建物より下だったでしょ?
建物はまわりの木々によっても見え方が変わります
一度自分のお家を少し離れた場所から見てください
ちなみに
設計する時は屋根の見え方も考えてるんですょおお~
そそそ
帰りは清所門(せいしょもん)を通り御所を出ます
お土産は中でも外でも色々売っております
襖絵の絵が入ったグッズなんかも売ってますが
休憩所もあるので ゆっくりじっくり見てみてはどうでしょうか?
毎年春と秋に公開されます
今年の秋の公開は10日で終わってしまいましたが
来年もあるのでお時間ある方~
これで興味が沸いた方(なんていい人なんだ)行ってみて下さい
もしかしたら
お邪魔なところで立ち止まり
じーーーーっとカメラもってゆっくり写真を撮っていたり
紙に何やら書きながらウロウロしているおばちゃんと
上ばかり見て足を踏み外しているおじちゃんがいるかもしれません
えっと~
展示品の写真がないのですが
展示品は毎回代わっているので
毎年来ても違うものが見れたりします
ごめんね・・・部分的な写真しかなくって
で、メインの紫宸殿~
化粧垂木の木口に漆喰が塗られ
豪華です
この正面には
有名な「右近の橘、左近の桜」があります
身近なもので言えばですね
御雛飾りを思い出してください
向かって左側にみかんの木が
右側に桜の木があるでしょう??
思い出せましたでしょうか?
それです
↑このちろっと見えている葉っぱが左近の桜の葉です
紫宸殿の屋根は特徴あって
庇が2段に伸びている感じです
これをですね「しころ屋根」って言います
豪華さを表現しているです
「しころ」って言うのは
兜の首を守る部分、段々になっている部分
えっと~剣道の面で言えば~首辺りに
ぺろんと跳ねた部分ありますよね
それ~「しころ」ですね
形状からついた名前だと思うです
ぁ、ちなみに
ここにちろ~っと見えている葉が
左近の橘です
古木になっているのですが、保護されております
紫宸殿の屋根の豪華さが解るように
こちら
上の屋根と比べてみてください
庇の下にある垂木
化粧垂木が有るか無いか
広い大空間に招かれた客が下から見上げた時の
その重厚な感覚
重要な儀式が行われる場所ってのを
肌で感じれる場所です
建物から感じ取れるものがありますょ
御所内でも格式の差によってずいぶん仕様が異なるんですよ
同じような建物が並んでいる様に見えがちですがね
障子紙の貼り方にも違いがあります
その辺りも見て欲しいなあ~
紫宸殿を過ぎると清涼殿があります
こちらは天皇の日常生活の場として使った建物です
この辺り~檜皮葺の屋根が傷んでおり丁度修復中でした
紫宸殿の裏側に辺り静かな空間です
お次は小御所です
向かいは建物よりも広い御池庭です
もみじが紅葉して綺麗でしたが入ることは出来ません
敷石の配置も良い感じなのですょ
小御所は元服などの儀式や将軍、諸侯と対面する場でもあり
今までとは違う雰囲気です
襖絵も色彩豊かです
この青がとても綺麗です
引手金物も釘隠の金物も
装飾されてるです
で、
回廊でつながる隣の御学問所との間には
蹴鞠の庭があります
こちらが御学問所
手前が蹴鞠の庭
上手でないと建物内に鞠が入っちゃいそう~
ここはとっても明るく
賑やかであっただろうと思える場所です
ここまでの建物(春興殿以外)回廊でつながっているのです
次の拝観建物は塀の向こう側~別棟です
御常御殿は直ぐ隣なので御池庭とつながる御内庭もあります
御常御殿は天皇が住まいとしていた場所
塀を隔てるだけで落ち着いた感じがしました
木の戸襖には
花が描かれてあったり、雅楽を題材に描かれてあったりと
とっても綺麗なんですよ
御内庭は浅いけども流れのある川があり茶室などもあります
石で囲まれた小さい花壇があったりするんですが
皆さん見られてますか??ね??
ここから奥には入れませんが
奥には御花御殿があります
花を題材にされるだけあり
ここのお庭には
色々な木々が植えられております
季節で楽しめるようになっているのでしょう
御三間と御常御殿
空があり屋根、松
帰り際に振り返って見てください
この景色が見れます
そして
こちら冠木門(かぶきもん)の扉
皆さん素通りなんですが
こういった門扉の意匠も
実は良いお勉強になります
部分を細かく見たり、建物を大きく遠目から見たり
角度を変えて同じ建物を見ることはとっても重要です
平面を立体として見る事が自然と出来るようになるんですね
別に拘って見ている分けでもないのですが
自然とそう歩いてみている感じがするこの頃
観光で来られた方には「何を撮っているの?」と聞かれたり~
「なんでこんな所で止まって写真撮ってんのょ~邪魔やねん」って言われたりしますが
そんな人を見つけたら、そ~っと構わずに通り過ごしてあげてくだせぇ
次に見えてくるのが
新御車寄(しんみくるまよせ)です
大勢の方なので
写真も引いております
近くで見ることも可能
こちらは~
天皇皇后両陛下の玄関
この様に~
金物で装飾されており
とっても豪華です
朱塗りの欄干が見えておりますが
これは特別公開用の
特設ステージなので
普段はありません
天皇陛下専用の門が
こちら
建礼門です
国賓で招かれた方もこちらから。
これは築地塀の外側からも
見ることが出来ますが
これは内側から~
ちなみにですね
天皇陛下の同伴があれば
皇后陛下も通ることが出来る門です
そう~単独の場合は通れないんですね
その場合は
こちら
建春門を通られるんです
皇太子殿下もこちらからですね
各国の首相もこちらから
意外と離れた位置にあります
観光客の方はほとんど・・見てはりません
でもね~
彫り込まれている彫刻の差なんかも見ることが出来ます
御所には6箇所門がありますがそれぞれに役割があり仕様が異なります
先ほどから築地塀って書いてますけど~御所内は5本の筋(定規筋)が入っているのです
格式を表すものですが、これも特徴ですね
お寺さんの境内で築地塀を見かけたら筋の本数を数えてみてください
ぁ、築地塀(ついじべい)です。つきじでは無いです。
建礼門の向かい側が承明門 朱塗りの門です
一般公開でもくぐることは出来ません。
一般者は日華門から入るわけです
ここまでの回廊にも生け花が飾られていたり、檜皮葺の説明であったり武具が展示されていたりと
色々解説付きで見ることが出来ます
こちら 春興殿
武具等を保管する建物です
これは屋根が銅版吹きなんで
緑青の色の屋根なんです
人気無いけども・・・
さ~人気スポットにでも行きますか
建築の話しでもしてみましょうか~
えっと・・
ちなみに本職は建築設計です
大手のハウスメーカーさんでは面倒で嫌われる申請なんかもしちゃったりするです
うふふ(ホントに大丈夫なの?とか言わな~い)
で、相方と~時間作っては毎年のように通う場所があります
それは春と秋に一般に特別公開される京都御所です
観光バスで団体さんが大勢~観光客の方も大量~ですが~
見ておいて欲しいです。建物だけでなくお庭も。
松や椿の剪定された姿を見て欲しい。
ちなみに無料です。入り口で持ち物検査がある程度です
最近は海外からの観光客も増えているので英語、韓国語等のパンフレットも用意されておりますょ
京都御所と言っても~とっても広く~
長~く続く築地塀が見えてもなかなか思う場所にたどり着かない程広大です
築地塀で囲まれた所だけでも11万㎡・・・・
御所内は普段非公開ですが御苑は入れますし~公園や球場もあるので
お散歩している方も大勢居ます。町中とは違ってとっても静かなんですょ
でで、
一般公開なんですが御所内の決められた一部を見ることが出来る感じです
まず~
特別公開の時の入り口となるのは西側の宜秋門(ぎしゅうもん)です
最近檜皮葺が葺き替えられたようで綺麗です
ぁ。。。始めの方は写真はありません・・・
人が大勢いたもんで・・・ 知りたい方は宮内庁のHPから見てくださいね
門を入って直ぐにあるのは御車寄せです
昇殿を許された方が入る玄関なので派手さは感じられません
今回は障子が開けられ生け花が展示されてました
そそそ、生け花も見所です。家元ごとに特徴があるので見てあげてくだせェ~
そこから諸大夫の間(しょだいぶのま)に外側から通っていきます
ここに植えてある松は自然にある姿のようで剪定されております
コケも丁寧に。。。ま~ほとんどの方素通りですがね・・・
諸大夫の間っていうのは参内した方の控え室です
身分の差によって部屋が別れてましてね
欄間なんかも身分の差で違うんですよ
こちらが
桜の間
襖絵の桜は原在昭筆
襖引手も特徴あるんですよ
こちら
鶴の間
狩野永岳筆
この鶴の間が真ん中で
この隣に虎の間
岸岱筆の襖絵があるのですが
格の高い順は
虎、鶴、桜 です
諸大夫の間の横の
殿上の間
こちらは非公開です
奥に見えている屋根は
清涼殿です
個人的には桜の間が華やかで好みなのですが位からすると低いんですね
一番上位の虎の間は睨みをきかせた虎がたくさんおります
以前・・確か~「京都御所の障壁画展」だったかな~
そこでじっくり見ることが出来たのですが~
部屋の中の空間で虎に囲まれているのとは雰囲気が違います
重厚な空間です
続きます
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S | M | T | W | T | F | S |
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